スポーツサイクリストのためのペダリング技術について、さまざまな角度から考察します

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国際学会で発表してきます

国際学会で発表してきます

今年の 7月2日~3日に イギリスのリーズで開催される国際学会で
パイオニア ペダリングモニタを用いた実験の結果を発表してきます。

World Commission of Sports and Science 主催の
2nd World Congress of Cycling Science (英語サイト) という学会です。

発表する演題は、
「Influence of load power, cadence and weight on the efficiency index of pedaling monitor sensor.
(ペダリングモニタシステムの効率指標に与える、負荷パワー、ケイデンス、体重の影響)」
というものです。

発表が終わった後で、こちらのブログでも
詳細について記載しようと思っています。

その後は、7月4日~6日に開催される、
The Yorkshire Bicycle Show
にも参加予定です。

さらに・・・

今年のツール・ド・フランスの
グランデパールは、イギリス:リーズ(7月5日)
です。

「ヨークシャースタートのツール2014年大会・・・・」
ヨークシャー州の、ツール・ド・フランス案内Webサイト (英語サイト)

この機会に、ツール・ド・フランスの観戦もしてきたいと思います。

今後、このブログでも、学会、バイシクルショーや、
ツール・ド・フランスの様子をレポートしてみたいと思います。

お楽しみに・・・
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新型パイオニアペダリングモニタ:きちんと使えてますか?

パイオニアペダリングモニタ:きちんと使えてますか?

何人かの知人から、ぞくぞくと新型のパイオニアペダリングモニタ
届いたとの知らせを受けています。

早速、自転車ライドでペダリングの様子を測っている人も多いでしょう。

しかし、このセンサは高度な計測機器ですので、正しい使い方をしないと、
その数値が信頼できなくなること
もあります。

そこで、新しいセンサならではの使用上の注意
確認しておきたいと思います。

1:センサ校正
 パイオニアのペダリングモニタは、自動で温度補正を行ってくれます。
 しかし、その温度補正のためのデータは、ユーザ自身で「育てて」あげる
 必要があります。
 
 つまり、いろんな温度の環境下でセンサに力がかかっていない状態で
 校正を行えば良いのですが、その「校正作業」をきちんとする
 必要がある
のです。

 「校正作業」のポイント:
 (1) 4°C以上の気温の差がある場合に校正を行う→精度が高まる
   センサ内部の温度補正値は外部温度ごとに段階的に保持されますので、
   寒い朝とか、暑い日中など、いろんな温度で校正をしましょう。
   
 (2) センサーが外気温に十分になじんでから校正を行う
   例えば、家の中から家の外に出してすぐに校正すると、
   センサ部の温度は家の中で温度計は外気温みたいになってしまい
   正しく校正できません。取扱説明書によれば、
   およそ20分以上経過して、センサーが外気温になじんでから
   校正をするように書かれています。

 (3) クランクの向き
   こちらの図のように、クランクは垂直になるようにして校正しましょう。
   すこしでも横にして校正すると、センサにクランク自身の重みが
   かかってしまい、それが測定誤差につながります。
    crank.png

2:センサのなじみ
 (1) 自転車とセンサ部との「なじみ」
   クランク踏力を計測している歪みセンサは、きちんと力を計測できるのですが、
   クランクやペダルの固定部で、しっかり締め込んでいたつもりでも、
   ほんの少しの締め付けの違いから、出力値に数%の誤差が
   出てしまうことが考えられます。

   
   特に、最初に計測したときなどは、こうした固定部でのなじみが十分ではなく
   出力値に誤差がでることがあり、いつもパワートレーニングされている人ほど
   その差が納得できないかもしれません。

   
   しかし、ペダルをしっかり踏んで、そうした自転車の締め付け「がた」が
   だんだんとなじんでくると、出力も安定してきます。

   私自身の感覚ですが、こうしたセンサの初期の不安定な出力が
   安定するまでには、だいたい1~2週間ほどかかったように思います。

   頻度が高く乗る場合は、それほどではないかもしれませんが、
   最初は数値が少し不安定になることを知っておいた方がよいでしょう。

 (2) 頻回の校正を・・・
   このように、最初はどうしてもセンサの誤差がやや大きめに出る
   危険性があります。こうした数値のばらつきをおさえるためにも
   できるだけ頻繁に「校正」作業をしておきましょう。
   
   左右センサー値のフォースプレビューができますので、
   練習の途中で休憩したときなどに、確認してみましょう。
   ±3N 以内に値が来ていないようだと、
   校正をした方がよいでしょう。


   実際に校正してみると、校正直後は ±1N 以内に入ることが
   ほとんどです。それが大幅にずれていると言うことは、
   なじみが十分ではないことを示しています。

   もちろん、このフォースプレビューする時は、
   クランクを垂直にすることを忘れずに・・・。


また、4/23には、早速「SGX-CA500 ファームウェアアップデート」
アナウンスされています。

ユーザの方は、ぜひアップデートされることをおすすめします。
また、こまめにサイトをチェックするなどして、
新しい情報の収集に努めた方が良いように思います。

このような新しい装置では、どうしても安定するまでに時間がかかるのは
やむを得ないのでしょう。

しかし、ペダリング踏力ベクトルを計測できる「ペダリングモニタ」は、
世界でもこのパイオニアの装置だけ
なのですから、長い目でみて
トレーニングに役立てていければ良いのではないでしょうか?

購入された皆さんが、パイオニアペダリングモニタを
正しく使えることを願っています。

新しいCyclo-Sphere

Pioneer Cyclo-Sphere のアップデートが完了し、
新しい機能がたくさん追加された。

1:平均フォースベクトル
 これまでクランク一周ごとの、ペダル踏力ベクトルしか見られなかったのが、
 今回のアップデートによって、特定の区間の平均ベクトルを見られるように
 変更された。

cyclosphere_new1.png

 操作性についても、時間変化グラフをドラッグすることで、特定の区間が
 選択できる。
しかもこのとき地図上にも選択区間が表示されるので、
 区間の指定がとてもしやすい。
 
 平均トルクベクトルから、左右の効率も計算されており、これも
 有益な情報となる。上の図のように引き脚部分で、負のベクトルが発生
 していない
のが、よく分かる。

 自分のペダリングを見つめなおすのに、これはかなり有効だと思われる。
 
2:ペダルスムースネス
 ふと見ると、「ペダルスムースネス」なる新しい数値が追加されていた。
 早速調べてみると、Garmin が提唱している Pedal Smoothness (PS) という
 指標のようだ。

Pedaling_Smoothness_Diag.jpg

 サイトによると、次の式で計算することができるようだ。
  Pedal Smoothness (PS) % = 平均パワー(Pavg)/最大パワー(Pmax) ×100

 実際には、 10%-40% 程の数値になるようで、先ほどの図でも、
 確かにこの範囲に収まっているので、この指標であることは間違いないだろう。

 ざっと見たところ、ペダリング効率とペダルスムースネスはかなり強い相関がありそうだ。
 このあたりも今後検討してみたいところだ。

3:過去のデータも解析可能
 こうして、クラウドデータの解析ソフトが変更になると、過去のデータにさかのぼって
 新しい機能をもちいて解析できる
ことが大きなメリットとなる。

 例えば、「過去のベストデータのときはどうだったのか」や、
 「その時と現在の違いはどうか」などを確認できる。
 
 まだまだ、データ数は少ないかもしれないが、このクラウドにデータを蓄積する
 ことは、今後のデータ解析の可能性を考えても有効だと思われる。

ということで、Pioneerのサイクルコンピュータをお持ちの方は、
ぜひ一度お試しのほど
を・・・。

【4/11追記】
新しいCyclo-Sphere のサイトにログインすると画像がうまく表示されない場合があります。
これは、古いサイトのデータがキャッシュに残っているためと思われます。
私の環境では、一度、履歴を削除すると正しく表示されました。
もし「うまく表示されないんだけど・・・」という方は、
履歴の削除をして見ると正しく表示されるかもしれません。

ご参考まで・・・。

Cyclo-Sphere のアップデート

明日、Cyclo-Sphere のアップデート
行われるようです。

SGX-CA500 の ファームウェアも更新されていますので、
対象者は最新版にバージョンアップしておきましょう。
 ↓
https://cyclo-sphere.com/

明日が楽しみです。

cyclosphere_update.png

改訂版:パイオニア ペダリングモニタとサイクルコンピューターの互換性

【パイオニアの新しいペダリングモニタに興味がある方へ:追加事項】

パイオニアの、ペダリングモニタとサイクルコンピューターについて、
その互換性について記事を書いていた。

その後、データ解析Webサービス である Cyclo-sphere の
バージョンアップが発表された

そこで、この記事では、前回検討したデータ互換性を改訂してみた。

まだ実際に使ったわけではないので、操作性などはよくわからないが、
発表資料を参考に検討した内容なので、その辺りはご了承いただきたい。

まずは次の改訂図を見てほしい。

power_conection_2.png

一番大きな変更点は、赤点線で囲った部分で、
「.fit 形式のファイルの読み込みができるようになる」ということ。

これまで、「Powertap」+「Garmin」の組み合わせで貯めておいたデータも
今回の改訂で、「Golden cheetah」でなく、Cyclo-sphere に送って
パワートレーニングを継続できるようになった。

これで、データの見方や解析情報として、どちらがわかりやすいか
によって、解析ソフトを選択できるようになる。

これまでとのデータ継続を重要視する方は、Golden cheetah からの
.fitデータの読み込みやすさが問題となるだろう。

一つ一つファイルを選択してアップロードなんて仕様になっていたら、
ちょっと考えてしまう・・・。


もう一点、今回のバージョンアップで大きな修正点は、
「平均ベクトルが表示できるのではないか」ということ。

これまで、1回転ごと(正しくは1秒ごと)のペダリングベクトルを
見ることはできたが、特定のLapの平均ベクトルが見られるようになると
ペダリングの様子を把握するのに大変有効だと思われる。

できれば、複数のペダリングベクトルを並べて比較ができたりすると
とても興味深いのだが・・・。

4月になれば、ぜひバージョンアップされた Cyclo-sphere を使ってみたいものだ。
プロフィール

KitawakiOkadai

Author:KitawakiOkadai
岡山大学大学院 保健学研究科 准教授
 北脇 知己

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